2013年 07月 07日
オルゴールの修理 |
アンティークオルゴールは、製作されてから100年以上の年月が経っていますが、コンディションの良いものをちゃんとメンテナンスした状態で手に入れていればめったに修理を必要とすることはありません。
その代り、コンディションの悪いものを手にいれてしまうと、修理の為に大きな費用が必要になったり、また、修理をしても美しい音色を聴く事が出来ないものだったりしてがっかりさせられることになります。
先日依頼を受けた修理は特別な事情のものでした。
あの、東日本大震災で倒れてしまったオルゴールの修理でした。
リビングに置かれていた「ポリフォン」のアップライト(縦型オルゴール)でした。
地震で倒れ、ディスクキャビネットに乗っていた本体が床に叩きつけられて転がって真っ逆さまになっていたということでした。
キャビネットには大きな損傷はなかったのですが、本体の扉はバラバラになって外れ、ガラスは割れて飛び散り、本体もペディメント(上に乗っている飾り)も壊れてしまいました。
しかし、幸いにも機械や櫛歯は問題が無く、ケースだけのっ修理で済みました。
あれだけのショックを受けていたのに、丈夫で強いものだと改めて感心しました。
できる限り残ったものを生かして足りない部分は製作し、ガラスを入れて、最後に仕上げを塗って綺麗によみがえりました。
一度は諦めていたオーナーの元へ、元の姿で戻って行ったオルゴールは、再びリビングで美しい音色を奏でています。
その代り、コンディションの悪いものを手にいれてしまうと、修理の為に大きな費用が必要になったり、また、修理をしても美しい音色を聴く事が出来ないものだったりしてがっかりさせられることになります。
先日依頼を受けた修理は特別な事情のものでした。
あの、東日本大震災で倒れてしまったオルゴールの修理でした。
リビングに置かれていた「ポリフォン」のアップライト(縦型オルゴール)でした。
地震で倒れ、ディスクキャビネットに乗っていた本体が床に叩きつけられて転がって真っ逆さまになっていたということでした。
キャビネットには大きな損傷はなかったのですが、本体の扉はバラバラになって外れ、ガラスは割れて飛び散り、本体もペディメント(上に乗っている飾り)も壊れてしまいました。
しかし、幸いにも機械や櫛歯は問題が無く、ケースだけのっ修理で済みました。
あれだけのショックを受けていたのに、丈夫で強いものだと改めて感心しました。
できる限り残ったものを生かして足りない部分は製作し、ガラスを入れて、最後に仕上げを塗って綺麗によみがえりました。
一度は諦めていたオーナーの元へ、元の姿で戻って行ったオルゴールは、再びリビングで美しい音色を奏でています。
by kenthouse
| 2013-07-07 14:00
| アンティークオルゴール