2017年 04月 17日
ミュシャ展 |
今日は国立新美術館に行ってきました。
ここはケントハウスが定休日の月曜日でも開館している数少ない美術館なのでたまに覗きに訪れます。
門を入るとすでに草間彌生の世界になっていました。
草間さんの作品を楽しみながら長い列に並びようやく入場券を買うことができました。
平日でこの状態ですから土日はたぶんすごい混雑でしょう。
「ミュシャ展」を見る前にチョットここで腹ごしらえ!
休みの日ならではのノンビリした気分です。
今回のお目当ては何と言っても「スラヴ叙事詩」です。
「ミュシャ」と言えば僕の目に浮かぶのが 女優サラ・ベルナールの演じた舞台「ジスモンダ」のポスターから始まった、女性と草花を優雅に美しく描いた魅惑的なアールヌーボーの世界。
[ サラ・ベルナールの「ジスモンダ」のポスター ]
そのミューシャが晩年の約16年間をかけて完成させた、縦6m 横8mの大きな油彩画全20点からなる「スラヴ叙事詩」の全てが今回ここで見ることができるのです。
20点全てがチェコ国外で見られるのはこれが初めてです。
時代を追ってミューシャの作品を見て行き、さあいよいよ「スラヴ叙事詩」です。
ウァー!
その大きさの迫力に圧倒されます。
それまでのミューシャの作品のイメージとは全く違い、淡い幻想的な色使いとその中で訴えかけようとする光や人の目を使った表現がとても印象的です。そしてこれほどの大きな作品なのに細部までとても丁寧に描いているミューシャの強い思いを感じることができました。
やはり生で本物を見ないとわからないものですね。
一部撮影が許可されている箇所があり、そこでいくつか撮影してきました。
by kenthouse
| 2017-04-17 20:00
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